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飯田で地酒「喜久水」を楽しむ日本酒の会 マリアージュの提案も 

乾杯のあいさつをする喜久水酒造後藤高一社長と会場全体の様子

乾杯のあいさつをする喜久水酒造後藤高一社長と会場全体の様子

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 飯田の地酒「喜久水」を学び楽しむ日本酒の会「SusTaiN35(サステインサーティーファイブ) Season3~日本酒の味わいと料理とのマリアージュ~」が10月12日、「ナチュラルキッチンTESSHIN」(飯田市本町)で開催された。主催は喜久水酒造(切石)

キノコデュクセルのグジェール&ミョウガと信州サーモンのなめろう風ブルスケッタ&根菜と信州ポークのポルペット生ピーマンと

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 当日は県内外から32人が参加。冒頭、ミニセミナー「日本酒の味わいと料理とのマリアージュ」をテーマに、同社の下澤淳志さんが酒の味わいを4つのチャートに分け、料理との相性について解説。「飯田の焼き肉にはコクのある醇酒(じゅんしゅ)が合う。黒純米や生もと純米酒がいい」と具体的に紹介するなどし、参加者は真剣なまなざしで聞き入った。

 用意した酒は、乾杯酒と締め酒の日本酒カクテル2種のほか、KEYKEGで提供する「吟醸生原酒」「純米吟醸原酒」「80周年記念の純米大吟醸原酒」「純米原酒ひやおろし」「活性にごり酒白貴天龍」の5種。参加者は酒の香りや味わいを一杯ずつ確かめながら味わった。喜久水酒造の後藤高一社長は「予想以上に楽しんでいただいた。料理も洋食ながら酒とのマリアージュを考えて工夫してくれた。めったに飲めない酒も用意できて良かった」と振り返る。

 料理はテッシンの堀本英和シェフが考案し、「地産地消を意識して南信州の野菜をふんだんに使った」と話す。バーニャカウダは酒かすを使ったアンチョビーソースで日本酒に寄せ。ミョウガと信州サーモンのなめろう風ブルスケッタは、酒のつまみのなめろうを洋風にアレンジ。芋のニョッキのゴルゴンゾーラソースでパスタと日本酒を合わせる。参加者の一人は「ゴルゴンゾーラチーズは日本酒に合うのでとてもマッチしていた」と話す。

 イベントでは同社のコマーシャルソングを歌う「Pippin(ピピン)」の2人が登場し、「喜久水飲む人好きだなぁ~さ~け~は~きく~すい~」と耳慣れたフレーズを歌うと、参加者らも一緒に口ずさみ盛り上がった。酒やグッズが当たる抽選会も行った。

 抽選会で80周年の記念酒を当てた滝川ゆかりさんは「全ておいしかった。今年1年のご褒美を頂けて良かった。年末までもう少しあるので頑張りたい」とイベントを振り返った。

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