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テント市にチャレンジショップ「増田和菓子店」 ビジネスコンペ入賞者が初出店

増田和菓子店の増田佳世子さん

増田和菓子店の増田佳世子さん

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 新しいビジネスに挑戦する起業家が「チャレンジショップ」として3月18日、「丘のまちテント市」第3弾に参加した。

「増田和菓子店」の和菓子のワークショップ

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 飯田市内で新しい事業に挑戦しようという起業家や経営者を応援する「飯田市起業家ビジネスコンペティション」の2022年度入賞者6組が、「チャレンジショップ」として日替わりで出店する。初日に出店した「増田和菓子店」の増田佳世子さんは、和菓子作りを体験できるワークショップを開催した。練り切りで白あんを包み、団子に見立てた6色の和菓子と、飾り用に花などに型抜きした寒天などを準備。参加者は好きな3色を選び竹串に刺し、思い思いに飾り付けて「花見団子風の和菓子」を完成させた。

 市内から参加した小学生の姉妹は「とても楽しい。和菓子も、作るのも大好き」「和菓子は柔らかくて串に刺すのも難しくなかった。かわいく作ることができてうれしい」と、互いに作った和菓子を並べて笑顔で話す。母親は「祖母の家で抹茶を飲んだり、和菓子も頂いたりするので、なじみもあり、娘たちは和菓子が好きな方かも。予約なしで和菓子作りを体験できるのはいい」と話しながら、ワークショップの様子を見守った。

 神奈川出身の増田さんは、母方の実家が同市内にある縁で2017(平成29)年に家族で移住した。日本菓子専門学校を卒業し、東京では京都の老舗和菓子店「仙太郎」に7年ほど勤めた経験を持つ。子育てが一段落した昨年9月から増田和菓子店を始め、テント市でのワークショップの開催は今回が初めて。「無添加素材で、甘さ控えめに。地域の食材を大切に和菓子の魅力を広めていきたい。諦めていたことが、周りの方の助けでできるようになったことを実感している」と、移住からを振り返り笑顔で話す。

 りんご並木から本町1丁目までの周辺を会場に、第3セクター飯田まちづくりカンパニーや飯田商工会議所、飯田市などで構成する「飯田市中心市街地活性化協会」が企画・運営する同市。丘の上と呼ばれる中心市街地にある飲食店や菓子店が弁当や総菜、デザートなどを販売する。チャレンジショップは、ハンドメード雑貨販売やメダカすくいなどの企画も予定。

 この後の開催は3月25日・26日、4月1日・2日、8日・9日の土曜・日曜。開催時間は11時~15時。増田和菓子店は4月2日にも出店予定。和菓子のワークショップ=500円。

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