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「年金爺麺」満開の桜の下、十割そばを提供

満開の桜並木と店

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 飯田市内のカフェで知り合った客らが立ち上げた有志のグループ「年金爺麺」(ねんきんじいめん)が、4月10日満開の桜並木の下、十割そばを提供した。

「年金爺麺」満開の桜の下、十割そばを提供

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 桜並木沿いにあるカフェ「リッツ」(飯田市東新町)の店主、古井勝彦さんとその利用客6人が立ち上げた同グループ。年金で生活している「がんこ爺ちゃん」たちが、たまに十割そばを、ずくをやんで(この地方の方言で「根気がない」「やる気がない」などの意味)機械でそばを打ち、提供する活動をしているという。

 今年3月に開催された飯田お練りまつりで何かやろうと意気投合し、そばを提供することとなった。地元の製粉所からそば粉を購入、機械でそばを打ち、オリジナルのつゆで提供したところ好評だった。

 毎年4月、桜の咲くころに行われている大宮通桜祭り(4月3日)でも出店を計画していたが、コロナ禍で中止になった。「コロナで祭りは中止になっても桜は咲く、なんとか地元を盛り上げたい」年金爺麺の仲間たちの気持ちが、今日の出店につながった。

 満開の桜並木の下で、十割そばを食べた客は「そばの風味がしっかりしていておいしかった」と舌鼓を打った。古井さんは「これからも、たまーに「ずく」を出してイベントがある際には出店したい」と意気込みを見せる。

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