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南信濃の松下東内さん、茶の共進会で長野県知事賞を初受賞

県知事賞を受賞した松下東内さん(中央)

県知事賞を受賞した松下東内さん(中央)

 「第53回長野県茶の共進会」褒賞授与式が9月25日、飯田市南信濃自治振興センターで開かれた。

県知事賞を受賞した松下東内さん

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 茶の共進会は長野県内産の「茶」の生産技術の研さんと品質向上を目的に開催。今年は、南信濃、上村、阿南町、天龍村、木曽郡南木曽町などで茶を生産する農家から普通煎茶の荒茶41点が出品。7月の審査で長野県知事賞を含む入賞14点を選んだ。

 審査は普通審査法で、品質は官能審査で実施。外観30点、香気(こうき)70点、水色(すいしょく)30点、滋味(じみ)70点の計200点満点で採点。今年は審査の結果、南信濃在住の松下東内さんが最高賞の「長野県知事賞」を初めて受賞。賞状と記念盾が贈られた。

 松下さん出品の荒茶は、外観(形状、色沢)、内質(香気、水色、滋味)の各審査項目において評価が極めて高く、山間部で生産される茶の特徴がよく表れていたという。松下さんは1992(平成4)ごろにUターン。会社を定年退職後、これまで主に栽培、管理を行っていた母親から引き継いだ。

 「母親がやっていたように栽培、管理をしていたが、家族内から質が落ちたと言われた。その後、切磋琢磨(せっさたくま)して品質向上、適期摘採を意識し茶摘みを行ってきた」と松下さんは振り返る。県知事賞受賞に対しては「まさか選ばれるとは思わなかった。本格的に始め7年だが、ようやく実を結んだ。受賞を機にさらなる品質向上に努めたい」と意気込みを見せた。

 審査長で、南信農業試験場(高森町下市田)場長の近藤賢一さんは「出品茶は上位と下位の格差が極めて小さく、その多くがレベルの高い位置に集中していた。長野県の茶産地は製茶工場が限られ、製茶加工の技術レベルに左右されにくいことから、生葉(なまは)そのものの品質が共進会での評価につながった」と審査概評を報告した。

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