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飯田「3びきのこぶた」が秋限定ミックスフライ定食、南信州の食材使う

秋の極上ミックスフライを手に、料理長の河野雅臣さん

秋の極上ミックスフライを手に、料理長の河野雅臣さん

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 飯田市内で2店舗を展開する飲食店「3びきのこぶた」が9月17日、南信州の食材を使い秋の味覚を味わえる「秋の極上ミックスフライ定食」の提供を季節限定で始めた。経営はサン・コーポレーション(飯田市鼎一色)。

秋の極上ミックスフライのアワビ・ナメコ・アルプスサーモンの3品

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 今回のミックスフライは、「アワビフライ」「なめこかき揚げ風フライ」「アルプスサーモン」の3品。なめこかき揚げ風フライは地元「信州滑子屋」の坂巻さんのナメコを使い、「香り高いキノコの風味とサクサクの衣が特徴の秋らしい一品」だという。アルプスサーモンは「匠天龍鮎」の棚田さんが育てた新鮮な刺し身用のアルプスサーモンを使い、「外はカリッと、中はしっとりした食感でサーモンの風味を引き立てる」という。

 同店で初めて提供するアワビフライは刺し身用のアワビを使い、中心がレアになるように火を通したもの。芯の3分の2は刺し身のような食感を残し、外側はカリッと揚げることで、「しっとり感とホクホク感のある仕上がりになる」という。完成までに揚げ時間の調整やパン粉を吟味するなど試作を繰り返した。

 料理長の河野雅臣さんは「アワビはとんかつ用の大粒のパン粉がつきづらかったので小粒のパン粉を使い工夫した」と話す。「ナメコは、かき揚げは考えついても、フライにしようとは誰も思いつかないのでは。サクッとした衣の食感の後、トロっとしたなめこの食感と香りが今までになく良かった」と振り返る。「過去にはホタテ・アジ・カツオなど海鮮系のフライを提供してきたが、いずれも女性の人気が高い」とも。

 同社古田嘉仁社長は「家では味わえない驚きを提供したいという思い。海なし県の長野県にあって、当店のとんかつの技術を利用して海鮮食材のメニューを開発することが新しい挑戦になる」と話し、「地元食材を生かしたり、観光で訪れる人や、地元の人に『こんなフライは初めて』と感動してもらえるようなメニューを考えたりして、地域活性化に貢献したい」と意気込む。

 価格は、秋の極上ミックスフライ定食(アワビ・ナメコ・サーモン)=2,640円、秋のミックスフライ定食(ナメコ・サーモン)=1,290円、アワビレアフライ単品=1,800円。営業時間は、本店=11時~22時、座光寺店=11時~15時・17時~21時。水曜定休。提供は12月上旬まで。

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