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レコード収集3万枚の福澤良雄さん、高森で映画ポスターと合わせ鑑賞会

レコード3万枚を収集している福澤良雄さん

レコード3万枚を収集している福澤良雄さん

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 シングルレコードと映画ポスターを収集している福澤良雄さんが8月23日、「懐かしのポスター・レコードコンサート」をミュージックアートカフェクイーン(高森町牛牧、TEL 0265-35-9323)で開く。

高森町「ミュージックアートカフェ クイーン」の展示会場

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 福澤さんは30年ほど前からレコードを集め、「ザ・ピーナッツ」のレコードを手に取った時、「今、レコードを保管しておかないとなくなってしまうかもしれない」と感じ、「レコード=文化遺産と考え、若い頃に聴いた曲から、ジャンルを問わず、広く、浅く、さまざまなジャンルのシングルレコードを集め始めた」と振り返る。

 戦後から、レコードがCDに切り替わるまでの1989(平成元)年ごろまでの、御三家や歌謡曲から、グループサウンズ、フォーク、ニューミュージック、アイドルまで、「黄金期」と呼ばれた時代のレコードを集め、現在では3万枚を数えるという。

 そのうち6000枚ほど同じ作品があるため、昨年の定年を機に友人から展示スペースを借り、「ギャラリー昭和歌謡」(飯田市本町)と名付け、3年ほど前に集め始めた映画ポスターのコレクションと合わせ展示するようにした。同スペースを始めた縁で声がかかり、今回のコンサートへとつながった。

 当日のプログラムは、前半が歌謡曲1部、オールディーズで、休憩を挟み後半の歌謡曲2部、映画音楽などで構成する。同会場では「懐かしのポスター展」を開催しており、同コンサートでは、映画のポスターを鑑賞しながら解説を交えつつ、紹介する映画の主題歌や関係する音楽のレコードを流す。

 福澤さんは、収集したレコードの外袋と内袋を新品に替え、厚紙を台紙として歌手ごと丁寧に保管している。「全ての周波数を録音するレコードは、独特な音色で懐かしさを感じる。当時のその歌い手の声がデータとして残っているのは貴重。ポスターとレコード鑑賞で、懐かしい雰囲気を楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 18時開場、18時30分開演。会費は2,800円(コーヒー、弁当付き)。ポスター展は今月25日まで。

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