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養老乃瀧喬木店の「アルプスサーモンフライ定食」 スマートミール認証

「アルプスサーモンフライ定食」を紹介する桑原さん

「アルプスサーモンフライ定食」を紹介する桑原さん

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 「養老乃瀧喬木店」(喬木村阿島)のランチ「アルプスサーモンフライ定食」(1,100円)が8月1日、「健康な食事(通称「スマートミール」)・食環境」認証登録を受けた。

アルプスサーモン定食(1,100円)

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 同村保健福祉課の管理栄養士の松島真澄さんは「『スマートミール』は1食の中で主食・主菜・副菜がそろい、健康づくりに役立つ栄養バランスの取れた食事のこと。野菜たっぷりで、エネルギーの取り過ぎや不足に気を付けて、食塩も少なめの食事。地域全体で『スマートミール』を活用した健康づくりを進めている」と紹介する。

 日本栄養改善学会など12学会などで構成する「健康的な食事・食環境」コンソーシアム認証審査委員会が審査と承認を行い、8回目となる今回は全国で56店舗が認証を受けた。主食や主菜、副菜の目安量や全体カロリーの他に、食塩相当量などの基準を設ける。居酒屋業態が承認を受けるのは異例で、同店は意外性と地域性の評価があったという。

 店主の桑原裕之さんは2、3年前、体重が増え、血圧が高くなり、医師から「食事に気をつけて、体重を減らすように」と指導を受けたという。その頃、常連客が脳梗塞で倒れてしまったということを聞き「何かできることはないか考えた」と、スマートミール申請のきっかけを話す。

 「カロリーや塩分を控えた『おいしい食事』をおなかいっぱい食べられるメニュー」をコンセプトに、以前から縁のある「棚田養魚場」へ相談し、「アルプスサーモン」料理の試作を繰り返したという桑原さん。「身が締まり、適度な脂がのっている。ヘルシーで食べ応えがある」と感じ、主菜に決め、松島さんから以前に紹介があった減塩調味料も活用しているという。

 「地元食材を使い、野菜のおいしさが引き立つよう火加減を大切に調理する」と桑原さんが献立を考え、松島さんが栄養計算を行い、「野菜の数が多く、彩りも豊か。全体のエネルギーは663キロカロリー、野菜を1日の接種目安の約半分に当たる161グラム、食塩相当量は2,8グラムと、献立から調理方法まで多くの工夫がある」と紹介する。

 桑原さんは「自分と同じように食事に悩み、おなかいっぱいおいしく食べたいという方に立ち寄ってほしい。居酒屋ならではのスピード提供なので、限られたランチ時間もゆっくり食べていただける」と来店を呼びかける。

営業時間は、11時~14時(ランチ)、17時~23時30分。月曜定休。

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