「第108回全国高校野球選手権長野大会」が7月4日、セキスイハイム松本スタジアム(松本市)で開幕した。大会2日目の5日には、飯田下伊那勢の初戦として飯田風越高校が佐久総合運動公園(佐久市)で野沢南高校と対戦し、7-8でサヨナラ負けを喫した。今大会には69チーム79校が出場。指名打者(DH)制導入後初の夏の大会となる。
飯田風越は1回表、久保田選手が内野安打で出塁すると、盗塁と死球を絡めて好機を広げ、相手の失策で先制した。先発した壬生投手は制球に苦しみ、3回までに9四死球を与え2失点と苦しい立ち上がりとなった。
飯田風越は5回表、相手の失策で同点に追い付くと、6回表には1死から俊足の主将・尾曽選手が内野安打で出塁。久保田選手がエンドランを決め、林選手の犠牲フライで勝ち越した。さらに4番・村山選手の適時打で追加点を挙げた。しかしその裏、野沢南は3番・鷹野選手の適時打と壬生投手の暴投で同点に追い付いた。
7回裏から飯田風越は福澤投手に継投したが、四球などで走者を背負い、犠牲フライと適時打で2点を失った。それでも8回表、2本の三塁打と犠牲フライで再び逆転。しかし9回裏、野沢南が伴野選手の犠牲フライで同点とし、宮下選手の適時打で試合を決めた。3時間を超える熱戦は野沢南が逆転サヨナラ勝ちで制した。
飯田風越の小松南織監督は「投手があれだけ四死球を出しては勝てない試合。打てる自信はあったが、残塁も多く、もう1点が最後に響いた」と振り返り、「選手は一生懸命やってくれた。私が選手に伝えるべきことを伝えきれなかった」と悔しさをにじませた。
主将の尾曽兼信選手は「序盤から固くなり、風越らしい野球ができなかった」と試合を振り返り、「いい選手がたくさんそろっているので、1試合だけで終わらず、勝ち進んでほしい」と後輩へエールを送った。
このほか、飯田OIDE長姫高校は長野工業高校(しんきん諏訪湖スタジアム)に6-1で勝利。下伊那農業高校は長野日大高校(長野オリンピックスタジアム)に1-22の5回コールドで敗れた。
6日はセキスイハイム松本スタジアムで松川高校が篠ノ井高校と、阿智高校が上田千曲高校と対戦。佐久総合運動公園では飯田高校が長野東高校と対戦する。7日は、しんきん諏訪湖スタジアムで飯田OIDE長姫高校が都市大塩尻高校と対戦する。