長野県喬木村発足150周年を記念したデジタルスタンプラリーが7月7日、始まる。
1875(明治8)年に発足し来年で150年を迎える同村は、本年度を「記念の年」としてさまざまな催しを予定しており、スタンプラリーはその一環。現在は、阿島、小川、伊久間、富田、大和地、氏乗、大島(おおしま)、加々須と8つの地区から成る同村。スタンプラリーでは各地区住民からの推薦や同村職員「お薦め」の場所の中から、自然や公共施設、歴史建造物などの30スポットを設定する。
同村産業振興課商工観光係の市瀬直紀さんは「見どころがたくさんあり、お薦めスポットの候補が50以上そろい、30に絞るのが大変だった」と4月からの準備を振り返る。「暮らしていても行くことがない場所かもしれないので、地元の方には村の魅力を再発見してほしい。村を訪れた方にも、巡る機会として魅力を発見してほしい」とスタンプラリーの楽しみ方を紹介する。
参加者は同村のLINEへ友達申請後、好きな順番でスポットを巡る。各スポットに2次元コードを設置し、スマートフォンをかざしスタンプを受け取る。同スポットのもう一つの2次元コードからは、そのスポットの歴史や由来など記したネット上の説明文を読むことができる。「スポットをより深く知ってもらえるように」と、今回の催しに合わせ文章を新たに整えたという。
スタンプを集めた数により、参加者へ記念品を進呈。10個集めると同村キャラクター「ベリー&ゴー」マグカップを、20個集めると同キャラクターのエコバッグを、30個集めると同村産の特産品を、それぞれ先着で進呈する。
同村出身の市瀬さんは「子どもの頃、加々須川で魚を捕って川遊びを楽しんだ」と村での思い出を振り返りつつ、「この土地の皆さんが温厚で朗らか。人付き合いが楽しい」と現在の同村の魅力を紹介する。「土地や人、喬木の魅力をぜひ感じてほしい。夏休みに家族や仲間と村を巡ってもらえれば」と参加を呼びかける。
記念品の引き渡し場所は同村役場と「たかぎ農村交流研修センター」。引き渡し時間は9時~16時。7日10時から同村役場で「スタートイベント」を行う。