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飯田・上久堅でウオーキングツアー 地元小学生がコース考案 

ガイドを担当した6年生

ガイドを担当した6年生

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 上久堅の四季を楽しみながら健康増進を図る「十三の郷(とさのさと)ウオーキング」事業として「上久堅小6年とめぐる、上久堅ウオーキングツアー」が3月9日、上久堅公民館(飯田市上久堅)で開かれ、地区内から33人が参加した。

公民館を出発する参加者

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 今回は同小の6年生9人が、1年間かけて「上久堅のためにできること」について考え、学び作成した3つのウオーキングコースのうち、「北田遺跡(きただ)」を巡るコースを歩いた。ほかに、「神之峰(かんのみね)」「小野子(おのご)」コースがある。

 当日は、4グループに分かれ、同小6年も2~3人ずつの班を作り各グループにガイドとして帯同した。三遠南信自動車道の飯田上久堅・喬木村富田インター近くの「インター見はらし広場」では「季節ごといろいろな花を楽しむことができる。梅やキンモクセイ、モミジなどさまざま。ぜひ足を運んで」と案内。このほか1978(昭和53)年まで使われた上久堅保育園の園舎が残っている「久堅神社」、縄文時代中期の住居が残る「北田遺跡」、古墳時代後期に造られた「塚穴古墳一号墳・二号墳」を見て回った。

 ガイドの途中、児童からが史跡や学校に関するクイズも出題。参加者も正解と思う選択肢に手を挙げるなどして楽しんだ。

 約3キロのコースを2時間ほどかけて歩き、参加者からは「小学生のガイドもしっかりしていて楽しく歩けた」「久々にウオーキング事業に参加した。また機会があれば違うコースも歩きたい」などの声が聞かれた。

 ガイドを担当した6年生児童は「緊張したが終わってみれば楽しかった」、「思いのほか多くの人に参加してもらいうれしかった」、「地区に関するクイズも楽しんでもらえて良かった」などと振り返り、米山博昭館長は「小学生の考えたコースのマップも作成してもらっている。今回とは違うコースを歩く機会も設けたい」と話す。

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