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紙芝居で市田柿の消費拡大を JA職員が地元保育園で食育事業

紙芝居を鑑賞する園児

紙芝居を鑑賞する園児

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 JAなど市田柿を生産する37団体で構成する市田柿活性化推進協議会が1月16日、鼎あかり保育園(飯田市鼎中平)で、飯田下伊那特産の市田柿をテーマにした紙芝居を披露した。

紙芝居「いちだがきってなあに?」

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 同協議会は2020年から3年間、市田柿販売開始100周年記念事業の一環で、地域の子どもたちに市田柿について知ってもらうため、中学生向けのストーリーブック、幼児向けのパンフレット「いちだがきってなあに?」を活用し、若年層を対象とした市田柿の消費拡大を目的に食育事業を展開。市田柿のPR活動に取り組んできた。

 本年度は幼児向けの紙芝居「いちだがきってなあに」を制作。紙芝居には、市田柿のことに関心がある6歳の「柿王子いちたくん」が登場し、季節の移り変わりとともに市田柿の栽培工程を説明。地域の特性や生産者の努力なども交え、市田柿が完成するまでを紹介している。

 当日は同園の年長児37人が紙芝居を鑑賞。朗読は男性保育士が担当した。終了後に1人1つずつ市田柿を手渡し、園児からは「おいしい」「ちょうどいい甘さ」「柔らかい」などの感想が聞かれた。

 営農部果実柿課の米山直樹さんは「言葉で説明すると難しいが、紙芝居だと子どもたちも理解しやすいと思い制作した。市田柿を食べておいしいと言ってもらえてうれしかった」と話す。

 紙芝居を活用した食育事業は年明けから始まっており、同園で5園目。市内には20園あり、1月中に残りの保育園、幼稚園を訪問。来年1月頃から町村を回る予定。

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