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神稲建設、飯田市へグランドピアノを寄贈 かざこし子どもの森公園に常設

中津美奈子さんが演奏

中津美奈子さんが演奏

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 神稲建設(飯田市主税町)が飯田市へグランドピアノを寄贈し、かざこし子どもの森公園(丸山町)で1月15日、寄贈式が開かれた。

佐藤健市長へ贈呈する、福澤栄夫社長

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 1949(昭和24)年創業の同社は2006(平成18)年、多目的文化施設「くましろホール」(高森町)を開館し、地元作家の作品展や企業の交流の場として利用されてきた。地域の音楽活動の場所として、グランドピアノを常設しコンサートが開かれ、多くの住民が音楽に触れた。同施設を昨年閉館したのに伴い、グランドピアノを同市へ寄贈した。

 寄贈式では、武蔵野音楽大学ピアノ科卒業し、同市内でピアノ教室を主宰する中津美奈子さんが、坂本龍一作曲「Aqua」、フレデリック・ショパン作曲「ノクターン第20番、嬰ハ短調『遺作』」などを演奏した。寄贈されたグランドピアノはヤマハ製「C7」。同園「なかまの館 わいわいホール」へ常設した。

 中津さんは「すてきなピアノで、私の思いに応えて音を奏でてくれ、空間が広い会場で音の響きを感じる。森と空が見えるこの場所で、子どもたちが自由にピアノを弾いたり、良い演奏を聴けたりと、その機会がこの先、広がってほしい」と期待を込めた。

 同社の福澤栄夫社長は「空間と景観の良いこの場所で、子どもたちが公園を訪れた時にピアノを使ってくれたらありがたい。音楽と触れ合う場所、演奏を通じた達成感や喜びが広がれば」と、地域の子どもたちへの思いを話す。

 同園では、グランドピアノに触れてもらえる機会が増えるよう制度を整え、催しなどを企画していくという。

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