アメリカンダイニング&バー「American Public EAZY DINER(アメリカンパブリック・イージーダイナー)」(飯田市松尾町)がオープンして、1月5日で1カ月がたった。
アメリカ文化が好きだという店主の岡本和也さんは、20歳の頃から「モノを作ることが好きで、いつの日か店を開きたい」との思いがあったという。10~20代にかけて、バイクビルダーとして、主にハーレーダビッドソンの組み立てに携わり、タコスやブリトーなどを扱うダイニングバーでの勤務経験も積んだ。
「24、5歳の頃は、うまくいかず何をやったらいいか迷っていた時期もあった」と岡本さんは振り返る。「いずれ独立できるように」と、数軒の料理店で経験を積み、接客業の楽しさも感じたという。コロナ禍で仲間に料理を振る舞った際、友達からかけられた「出店してみたら」という言葉に背中を押され、開店を決めたという。
ハンバーガーは6種類をそろえ、「Bison~野性味が止まらない~」(1,430円)は、ポテトサラダやバーベキューソースがアクセントになり、「ボリュームが自慢」の品という。自家製生地のピザは4種類あり、「Chill Cheese」(1,320円)はピザソースの代わりにチリコンカンでスパイシーに仕上げる。一品料理の他に、ビールやカクテル、バーボンウイスキーなどのアルコールもアメリカテイストでそろえる。
オープンから1カ月。「仲間が発信してくれ、足を運んでくれる方が多い。厨房で料理を作っている時間が長いが、お客さんから聞こえる感想がうれしい。手を抜かず、一皿、一杯を仕上げていく」と岡本さん。「20代の頃に思っていたような、憧れを抱いてもらえるような店になっていきたい。年齢を問わず、さまざまな人に立ち寄ってもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は17時~25時。日曜定休。