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飯田短大、地元パン店4店とオリジナルパン 地元食材使い8種商品化

オリジナルパンを紹介する代表8人

オリジナルパンを紹介する代表8人

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 飯田短期大学(飯田市松尾)の学生と地元のパン店が共同開発した「オリジナルパン」8種類が完成した。 

飯田短期大学の学生発案の「オリジナルパン」

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 同短大生活科学学科食物栄養専攻2年生37人が8つのグループに分かれ、10月から食品開発実習に取り組み、同市内のパン店の職人から実習指導を受けながら共同で開発した。栄養士資格の取得を目指し、多くの調理実習を重ね、栄養の知識と調理技術を極める同科。商品化を掲げてのオリジナルパン開発は、その集大成となる。

 学生たちは10月、「三浦パン教室」の三浦宏子さんから製パン技術の基本を習い、地元の食材を使い、健康にも考慮したパンのレシピを考え、試作を繰り返した。同企画に参加するのは今回で3回目となり、授業での指導を主に担当した「パン工房ゆめのや」(今宮町)店主の後藤聡さんは「学生たちからの提案に毎年驚かされる。見た目や食感へつながる、デザインのイメージも作り上げている。使いたい食材をどう生かすかのアイデアと工夫を、商品から感じてほしい」と話す。

 「こんにゃくクリームパン」を開発した学生は、「水分量が多いコンニャクは『味のクセ』も強く、形にするのに苦労した。後藤さんの指導を受けながら試作を重ね、誰も食べたことのないパンが完成した」と、試作を振り返りながら話す。「信州和風ピザパン」を開発した学生は「新鮮な長野産の野菜の食べ方を知ってほしいと思い食材を選んだ。調味料やトッピングも工夫し、『信州の風味』がしっかり香るパンを作った」と、材料を紹介しながら話す。

 学生の開発したオリジナルレシピを使い、同市内4店のパン店で2種類ずつ調理・販売する。パン店と商品は以下の通り。パン工房ゆめのや=「こんにゃくクリームパン」「ウインナーコーンパン」、タイホーパン(松尾町)=「源助明太ポテト」「バタークリームりんごパン」、パン工房エンゼル(箕瀬町)=「Coffee break!」「おにぎりパン」、「パン屋カンパーニュ」(鼎下山)=「りんごロールパン」「信州和風ピザパン」。

 価格は1個220円。1月9日から期間限定で販売する。

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