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飯田のアップルキャブ、エコドライブ活動15年で初の国土交通大臣賞受賞

エコドライブシンポジウムで表彰された南信州広域タクシーの鈴木佳史社長(左)と佐藤敦史さん

エコドライブシンポジウムで表彰された南信州広域タクシーの鈴木佳史社長(左)と佐藤敦史さん

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 南信州広域タクシー(アップルキャブ)が「2023年度エコドライブ活動コンクール」で「国土交通大臣賞」を受賞し、11月28日、東京都内で行われた「2023年度エコドライブシンポジウム」で表彰式が行われた。主催は交通エコロジー・モビリティ財団。

アップルキャブ本社では太陽光発電で発電した電気をEV車に充電している

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 公共交通からの脱炭素化を目指し、エコドライブ活動を長年積極的に実践してきた同社。本コンクールでは2009(平成21)年に認定証を受賞してから毎年優秀賞や優良賞などを継続的に受賞している。国土交通大臣賞は事業部門で最高賞に当たる賞で毎年1事業者が選ばれる。

 応募があった全国1308事業所のトップになったことについて、同社の鈴木佳史社長は「全国の中小企業者に向けて、大企業でなくても地域で協力することで達成できることを、南信州から発信できたことに価値がある」と話す。中でも9月19日に調印し出発式を行った「乗合タクシーの全路線脱炭素化(ゼロエミッションタクシー)」の評価が高かったという。これは、同社がEV車両を積極的に導入したり、地元企業のおひさま進歩エネルギーと協力し自家消費型の太陽光発電を導入したり、余剰電力を飯田まちづくり電力に売電したりするなどしてゼロカーボンタクシーを実践した活動。「この地域で飯田市が環境文化都市として活動を重ねていたことや、ゼロカーボンシティーを宣言したことも大きい」と話し、「この賞は地域の協力の輪が広がって実現できた」とも。

 2008(平成20)年に同財団が環境保全を目的足した取り組みを行う運輸事業者に対する認証制度「グリーン経営」を取得し実践する同社。鈴木社長は「エコドライブは当たり前」と話す。70人ほどいるドライバーに対する教育も怠らない。「エコドライブのいいところは、燃費の向上もさることながら安全運転につながり、事故減少にも貢献している」とも。

 全ての経営者やドライバーに対するメッセージとして、鈴木社長は「投資やエコドライブの実践を最初から諦めるのではなくて、一個人の自分の運転を変えることによって全国のCO2の削減ができることを強く意識してエコドライブを実践してほしい」と思いを語る。

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