飯田市上郷飯沼の国道153号線沿いで営業する丸亀製麺飯田(飯田市上郷飯沼)の隣に新たに丸亀製麺の新店舗が登場し、国道を走る車中など道行く人の注目を集めている。
これは、リニア飯田駅周辺整備の一環で国道153号線の拡幅工事に伴うもので、最近では「マクドナルド」「しまむら」「セカンドストリート」など国道沿いの多くの店が移転している。丸亀製麺は現店舗の隣に新店舗をオープンすることになり一時的な珍しい光景となった。現店舗は11月29日まで営業して閉店する。新店舗の工事は12月10日までの予定でオープン日は未定。
飯田建設事務所関連事業課の関達也さんによると、「国道153号線の拡幅工事に伴う工事関係は順調に進んでいる」と話す。「商業地の用地買収などは7割くらいまで進んでいる。今後も移転店舗は増えていく予定。現在はイオン飯田店近くの新戸川の上に、国道と市道の交差点を作るため、川の付け替え工事を行っている。そのため、国道を蛇行させている」という。「市民の皆さんにはできるだけ迷惑をかけないように工事していくので理解と協力をお願いしたい」とも。
11月16日には、飯田市役所で「リニア駅アクセス検討会議及びリニア駅前広場検討会議」の第1回合同全大会が開かれるなど、リニア長野県駅周辺を巡る動きが活発化してる。両検討会議は隔月で1回の会議や分科会を開く予定。アクセス検討会議では二次交通や地域住民が利用する円滑な交通手段、交通システムや自動運転、新モビリティーへの対応などの分科会を、駅前広場活用検討会議では、高架下観光や移住促進に向けたインフォメーションや情報発信、地域の魅力の活用、都市圏域に向けた情報発信などの分科会を設け2025年度中までに意見を取りまとめるという。