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「南信州」ご当地ナンバー住民投票で図柄は水引をモチーフにしたデザインに

住民投票の結果飯田市内在住の遠山康幸さんがデザインした図柄に

住民投票の結果飯田市内在住の遠山康幸さんがデザインした図柄に

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 南信州広域連合は11月17日、南信州ご当地ナンバー創設推進協議会で6つの図案で行われた住民投票の結果を公表した。

住民投票の対象となる6つの図柄

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 南信州ナンバープレートの図柄は5月1日~6月19日、デザインを募集し、338点の応募があった。加えて飯田青年会議所が実施した「小学生南信州図柄コンテスト」の優秀作品20点の合計358点を対象に、ご当地ナンバー推進協議会の大久保憲一根羽村長をはじめ、南信美術会会長の手塚俊尚さんなど7人の検討委員によって、地域らしさなどを基準に6点に絞られた。9月30日~11月5日、6点の図柄デザインの住民投票をインターネットや各役場の庁舎などで実施。3444件の有効投票の中から、飯田市上郷黒田のデザイナー遠山康幸さんがデザインした図柄が881件(25.6%)の最多得票を獲得した。

 図柄デザインのタイトルは「美しい大地」。南アルプスと段丘、天竜川、太陽など、変わることない「不変的」な美しい自然を飯田の名産水引をモチーフにして表現したという。水引には結いという意味もあり、人と自然がいつまでも美しくつながり続けることの願いも込めた。表彰式では南信州広域連合長の佐藤健飯田市長から遠山さんに表彰状と賞金10万円が手渡された。遠山さんは「多くの方に投票していただいて光栄。家族が一番喜んでくれたのがうれしかった」と壇上であいさつした。

 遠山さんの図柄は12月に国へ申請し、認可されれば2025年5月から飯田下伊那14町村の車両に交付される予定。図柄なしかカラーかモノクロの図柄入りを選択できる。図柄入りナンバープレート希望者は1申請当たり1,000円の寄付金を支払い、地域が定めた寄付金事業に充てる。遠山さんは「カラー図案をよく目にするが、モノクロ図案も味があっていい」と話す。

 投票回答数は飯田市が最も多く2055件(59.7%)次いで高森町440件(12.8%)松川町172件(5%)豊丘村161件(4.7%)阿智村119件(3.5%)などだった。

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