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飯田・ムトスぷらざで「春草講座」 展覧会出品作から制作意図を知る

以前の講座の様子

以前の講座の様子

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 「春草講座・春草の出品作をみる」が10月28日と12月2日、丘の上結いスクエア(飯田市東和町)の「ムトスぷらざ」で開催される。

菱田春草の作品「菊慈童」

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 飯田市美術博物館(追手町)を会場に例年開いている同講座。同館が耐震補強工事などを行うため、10月16日から来年3月まで休館になるのに合わせ、今回は初めて「ムトスぷらざ」2階の多目的ホールを会場として行う。

 同市出身の日本画家である菱田春草が参加した2つの展覧会に焦点をあてた内容とする。講師は同館学芸員の小島淳さん。第1講「絵画共進会の名作」(10月28日)、第2講「文部省美術展覧会の名作」(12月2日)をテーマに開催。第1講では「菊慈童(きくじどう)」「王昭君(おうしょうくん)」を、第2講では「落葉」「黒き猫」を画像で、春草の制作意図や時代背景などと併せて紹介する。

 小島さんは「同じ展覧会に、同時期の別の作家たちはどのような作品を出展していたかも比べて知ることで、『時代性』も感じてもらえる。2つの講座が続くように構成しているので、両方聞いていただければ」と参加を呼びかける。

 開催時間は両日とも13時30分~15時。定員は各120人。申し込みは、第1講=10月12日から、第2講=11月16日から飯田市美術博物館(TEL 0265-22-8118)で受け付ける。

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