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遠山郷の盆踊りを後世へ 地元有志が中心となり新イベント企画

参加を呼び掛ける和田宿にぎやかし隊

参加を呼び掛ける和田宿にぎやかし隊

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 「秋の街道彼岸祭り   遠山をどり」が9月22日、「ゆたかやBASE」(飯田市南信濃和田)で開かれる。主催は和田宿にぎやかし隊。

昨年の様子

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 遠山郷・南信濃地区では、昔から伝わる独自の盆踊りを夏のお盆の時期に開いてきた。近年は踊り手の高齢化やコロナ禍の影響などで踊る機会がなくなったという。このままでは遠山郷から盆踊りが消滅してしまう恐れがあるため、南信濃和田地区内の4家族で構成する有志団体「和田宿にぎやかし隊」が中心となり、盆踊りの継承を目的に、新たに「遠山の彼岸踊り」を企画した。

 会場は、1970(昭和35)年まで和田宿の裏通りで営業していた「カフェゆたかや」の跡地を利用。8月下旬から2週間ほどかけて建物を解体し整備を進めてきた。屋号が「ゆたかや」だったことから「ゆたかやBASE」と名付けた。

 当日は、「せしょう」「源吾兵衛(げんごべえ)」「遠山音頭」の3種類を踊る。参加者にはオリジナル手ぬぐいと、うちわを進呈するほか、飲食ブースも出店。最後は手持ち花火で楽しみ、もち投げで締めくくる。

 同隊メンバーの水戸幸恵さんは「小さな街のほのぼのとした祭り。気軽に参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は16時30分~20時30分。

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