飯田風越高校(飯田市上郷黒田)が7月23日、海外大学進学をテーマにした講座「Fuetsu Global Camp」を飯田市公民館ムトスぷらざ(東和町)で開いた。
留学フェローシップから派遣された講師がラジオ風に質問に応える場面
同校国際教養科が毎年開く取り組みで、海外に留学した経験のある若者との交流を通して、留学への不安や疑問を解消し、海外大学への進学や留学を具体的な進路選択の一つとして考えてもらうことを目的に開く。今年は同校国際教養科1年生39人と飯田高校の生徒2人を含む41人が参加した。
当日は、留学フェローシップに所属する海外大学への進学経験者3人が講師を務め、それぞれが海外大学への進学を決めた経緯や現在の学生生活、授業の様子、進学準備などについて紹介。参加した高校生は熱心に耳を傾け、講演後には留学生活や入学試験、現地での暮らしについて質問する姿も見られた。
ワークショップでは、自身の興味や価値観を整理する自己分析を行い、将来の進路について考えた。6人ずつのグループに分かれて自己アピールを行い、積極的に質問を投げかけ対話する姿が見られた。
同校では、海外大学進学に関心を持つ地域の高校生も参加対象としている。加藤雄一郎教諭は「普段の授業では学べない海外大学経験者の生の話を聞くことができるいい機会。当校だけでなく、若者が自分を見つめ直すきっかけとなり、海外大学という選択肢をより身近に感じてもらえれば」と話す。「この取り組みの効果もあり、ここ数年は毎年3、4人が海外留学を選択している」とも話す。
講師を務めた酒井凪砂(なぎさ)さんは「留学に興味はあっても、地方では情報を得る機会が少ないため、生の情報を届けることも目的の一つ。ワークショップでは自分の進路について主体的に考えてもらうことを目的に進めたが、皆さんが熱心に話を聞きに来てくれ、多くの質問をしてくれたことで、興味を持ってもらえたと実感できた」と振り返る。
フェローとして参加した三澤璃子さんは「大学の紹介では学問のことだけでなく、景色や自然の話も聞けて良かった。海外の大学は英語が話せなければならないと思っていたので選択肢にはなかったが、話を聞いてハードルが低くなり、留学も選択肢に入れたいと思った」と先を見据える。