JAみなみ信州農協が6月23日、松川インター選果場(松川町大島)で「早生(わせ)品種」の桃の出荷を始めた。昨年よりも6日早い。
同選果場では、飯田市や喬木村の農家で採れた「日川白鳳(ひかわはくほう)」「赤宝(せきほう)」の2品種、合計240キロを出荷。今年は、昨年に比べて8日ほど早い満開期を迎え、4月以降は定期的な降雨があったが、比較的安定した気候で病害虫の発生も少なく、実の大きさや色づきも良く、糖度も高めに仕上がったという。初出荷分は長野県内市場や飯田下伊那の直売所へ出荷する。
赤宝は果皮の色づきが良く、果汁と繊維が多く甘さの中に酸味もあるのが特徴。日川白鳳は、皮の赤色が濃く、酸味、渋みが少なく甘みが強いのが特徴。早生品種は収穫期間が7~10日間と短いため、出荷量も限られる。
中生種で主力品種の「白鳳」は7月10日ごろ、「あかつき」は7月13日ごろ、7月下旬に「なつっこ」、晩生種の「川中島白桃」は8月5日ごろから選果を行っていく予定。本年度の出荷量は約752トンを見込んでおり、関東、中京、関西、九州へ出荷される。
営農部果実柿課主任で桃サブチーフの丸山大樹さんは「糖度も高くおいしく仕上がった。これから順次全国へ出荷していく。南信州の味を楽しんでほしい」と話す。
飯田下伊那地域での桃の生産量は、園地の老朽化や生産者減少の影響で減少している。そこで同JAでは、生産量の維持拡大への取り組みとして、新規生産者に向けた栽培研修会を実施。7月18日・19日に開く。