パーソナルトレーニングジム「ten-fit(テンフィット)」(飯田市高羽町3)を経営する今村諒さんが、6月13日~21日にリトアニアで開かれる「世界クラシックオープン パワーリフティング選手権大会」に出場する。「世界大会出場が目標だった」という今村さんは現在、大会に向けて調整を進めている。
週4~5回、1回2~3時間のトレーニングを続け、筋力向上と技術確認に取り組む
パワーリフティングは、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトの3種目で持ち上げたバーベルの重量を競う競技。階級別で行われ、今村さんは「59キロ級」にエントリーする。
飯田市出身在住の今村さんは1992年生まれ。飯田高校、順天堂大学スポーツ健康科学部を卒業。5歳ごろで水泳を始め、中学から大学まで水泳部に所属した。高校時代には県大会で2度優勝。大学では水泳部で筋力トレーニングにも力を入れ、部員同士でベンチプレスの重量を競うこともあったという。
大学卒業後は地元に戻り消防士として勤務。仕事にもつながるウエートトレーニングを続けた。その後、IT企業を経て、「TetraWin(テトラウィン)」社長として事業を展開する一方、自身が経営する「ten-fit」のほか、「飯田パワーリフティングジム」で練習を重ねる。
週4~5回、1回2~3時間のトレーニングを続け、筋力向上と技術確認に取り組む。力を抜くタイミングや力を入れる瞬間などを意識し、「力の入りやすいタイミング」を練習の中で確認するという。今村さんは「筋肉そのものが結果につながるだけでなく、技術も重要になるところがパワーリフティングの魅力」と話す。
今村さんは、「日本グランプリ選手権大会2025」で準優勝、「日本選手権2026」で3位の成績を収めた。自己ベストは、スクワット=182.5キロ、ベンチプレス=142.5キロ、デッドリフト=240.0キロで、昨年度中にトータル557.5キロを記録。全日本大会予選出場には、標準記録となるトータル520キロが必要という。今大会では、得意とするデッドリフトで250.0キロを目標に掲げ、自己ベスト更新を狙う。
ジム開業を目指す中で「自己免疫疾患・関節リウマチ」と診断されたが、現在は投薬で症状が落ち着いている。国際大会出場を決めた今は59キロ級に向け減量にも取り組む。
今村さんは「大会に向けてメニューを変えながら、状態に波を作り調子を上げていく。世界大会の場所で記録を更新したい」と意気込む。