売木村の「うるぎ自然休養村 渓流釣り祭り」が5月31日と6月1日の2日間、軒川(のきがわ)で開かれる。今年で最後の開催となる。
会場は軒川橋下流約100メートルから棚岸橋下流約150メートルまでの約1キロ区間。アマゴやニジマスの釣り放題を楽しめるイベントで、31日は7時~15時、6月1日は同料金でフリータイム制となる。両日とも6時から売木村役場駐車場で受け付ける。当日は6時から、村内飲食店による朝食販売も行う。
会場となる軒川は流れが穏やかで、初心者や子どもでも釣りを楽しみやすいのが特徴。釣り開始の初日は花火の合図で行い、例年、家族連れや釣り愛好家らでにぎわう。昨年は前日の台風の影響で開催判断に苦慮したものの、開始時間を遅らせて実施したという。
31日は同時開催企画として、小学生以下を対象にした「ニジマスつかみ獲り」(10時~、500円)や、中川人形芝居の公演、毛ばりアクセサリーやオリジナルルアーの展示販売を予定。「うるぎ農山のちからマルシェ」ではアマゴの塩焼きも販売。下條村の「マキシ工房」による祭り限定ルアーの販売など、釣り以外の楽しみも用意する。
同祭りは、もともと農繁期を終えた住民が「一休み、一服しよう」と始まった催し。かつて村民の多くが農業に携わっていた時代、地域住民の娯楽として親しまれてきた。近年は1日目に約150人が訪れるなど村外からの参加も増えていたが、コロナ禍以降は村内参加者が減少し、村内参加者がゼロの年もあったという。
終了の背景について、売木村地域おこし協力隊員で売木村役場産業課の志賀麻理子さんは「この釣り祭りのためだけに魚を育ててくれていた村内の養殖施設があったことを改めて知り、申し訳ない気持ち」と話す。「今年で最後なのは残念だが、穏やかな自然の中で釣りを楽しみながら、村内外の皆さんに、ぜひ参加してほしい」と呼びかける。53年の感謝を込め、参加者向けに景品も用意するという。
参加費は、売木村在住者無料、村外小中学生=1,000円、村外一般=4,000円。下伊那漁業協同組合の年券保有者は1,000円引き。