南信州地域振興局が7月、「南信州スイーツさんぽ ~2026夏~」を公開する。信州デスティネーションキャンペーン(プレDC)の一環として行う企画で、現在、参加店の募集や講習会開催などに向けて準備を進めている。
同企画は、南信州地域のスイーツをテーマにした誘客・周遊促進事業。地域の果物などを生かしたスイーツを切り口に、訪れた人に地域内を巡ってもらい、長く滞在しながら南信州の魅力を知ってもらうことを目的に行う。
7月~9月の期間中、長野県がグーグルマイマップを使って制作する「南信州スイーツマップ」を公開。掲載店舗のグーグルマップ店舗ページへ直接リンクし、営業時間や定休日などの情報を確認しながら周遊できるようにする。
長野県南信州地域振興局総務管理課担当係長の桜井傑さんは「ネットで調べて店に行くと、臨時休業だったり営業時間が変わっていたりすることもある。そんなことがないよう、正確な情報を載せたマップを公開したい」と話す。
5月19日には、飯田商工会館(飯田市常磐町)で参加店向けに講習会を開いた。第1部では、カレー店「大原屋」(羽場権現)代表で事業者支援にも取り組む尾澤章さんがグーグルマップの活用方法を解説。グーグルビジネスプロフィールの整備や店舗情報発信の重要性を伝えたほか、スマートフォン撮影時には必要以上に近づき過ぎず、後から適度にトリミングする方法なども紹介した。
第2部では、マツミ代表でフォトグラファーの松澤弘明さんが、スイーツを魅力的に見せる写真撮影のポイントを実践形式で紹介。光源の使い方や、被写体を撮影する際の角度による見え方の違いなど、基本的な撮影方法を説明した。ドーナツを被写体に実際に撮影を行い、参加者同士で画像を共有しながら講評も行った。
講習会が進むにつれて日の差し込み方が変化する中、松澤さんはレースカーテン越しの柔らかな太陽光を生かした表現や、商品そのものを際立たせる撮影方法の違いについても紹介。天候や光の状態による見え方の変化、艶感の出し方などについて、参加者からの質問を交えながら説明した。
「patisserie gladden(パティスリーグラデン)」(桐林)オーナーパティシエの仲田公寛さんは「発泡スチロールを使って光を当てると、きれいに見えるやり方を教えてもらえた。どこから光を当てると一番きれいに見えるか考えるきっかけになった」と話す。「佳芳 みつ蜂」(高森町山吹)オーナーパティシエの名知正志さんは「難しかったが、光の当たり方で見え方が違うことが分かった。参加して良かった」と振り返る。
桜井さんは「グーグルマップの運用について尾澤さんの話を聞き、店舗情報をしっかり整えることの重要性を改めて感じた。写真講習を通じて参加者の写真も変わり、商品を撮影した時に差が出ると思う。商品本来の良さをマップから皆さんに伝えられるよう、参加してもらえて良かった」と期待を寄せる。
参加申し込みは5月末まで、専用フォームで受け付ける。