「日本一の星空 阿智村七夕まつり」が7月7日、阿智村で始まった。
長野県南部の飯田下伊那では旧暦の8月に合わせ七夕が行われている地域が多く、同まつりも今月から来月にかけて行う。阿智昼神観光局の森田海さんは「『歩きたくなる昼神温泉の街並みづくり』をミッションに、さまざまなイベントを開く」と話す。
8月31日まで開催する「竹あかりの煌(きら)めき」では、同村の竹林から切り出した竹に電動ドリルで複数の穴を空けデザインを施し、LEDを内部へ仕込んだ竹明かり700本を製作した。昼神温泉を中心に道路や5つのエリアに竹明かりのオブジェを飾る。森田さんは「デザインによって風合いが変わる。幻想的な景色を楽しんでもらえたら」と話す。
「星の村 七夕宿泊プラン」では、同村内の「七夕特別宿泊プラン」を提供する宿泊施設を利用した宿泊客に「入浴用星型ヒノキ」と「短冊キット」を進呈する。森田さんは「例えば『世界一周したい』『ヘブンス園原を貸し切る』などの願いと、込める思いを書いてほしい」と呼びかけ、その中から選んだ「3人の願いの実現を手伝わせてもらえれば」と「七夕の願い」企画を紹介する。
朝市広場では、「CIDER FESTAシードルフェスタ」(7月13日~15日)、「ビアガーデン」(同19日~21日)を開催。シードルフェスタでは、地元醸造所13社ほどに声をかけ、キッチンカーも複数出店。さまざまなシードルと料理が味わえる機会を提供する。
併せて、「温泉街街歩き謎解きイベント」を行うほか、同村内の飲食店では「七夕メニュー」を提供するなど、8月31日まで多くの催しを予定する。
森田さんは「地元の多くの皆さんの協力で準備が整った。温泉や景色、食、人など、阿智村の魅力にたくさん触れてほしい」と呼びかける。