飯田の天龍峡地域の特産品であるリンゴに関するコンテンツを集めたイベント「Apple and Light Festival Spring(りんごと光のフェスティバル)」が4月13日・14日、農業法人今田平のリンゴ園で行われた。主催は「ねやねや天龍峡実行委員会」。
同イベントは、1月に初開催した「Apple and Light Festival in Tenryukyo(りんごと光のフェスティバル)」の春バージョンとして行われ、20日・21日も開催する予定。同実行委員会代表の松尾明則さんは「冬に見ていただいたリンゴ園の雰囲気とはまた違う。春の新芽が出る花や葉など、普段見られないリンゴの姿を見てもらえれば」と話す。
この日は天龍峡で月1回朝市を行う「りゅうの朝マーケット」の店やキッチンカーなど5店舗が出店。ポトフやミートローフなどの温かいスープや、リンゴジュース、ピザ、コロッケ、たこ焼きなどを提供した。ステージでは「清内路コカリナをふきまい会」「たまいやすゆき」「さわちゃん」など地元で音楽活動をするアーティストが演奏。イベントは土日で200人の人出でにぎわった。
リンゴ園ではリンゴの花のライトアップが行われると同時に、目の前を走る八重桜街道も13日からライトアップ。リンゴの花は3月の寒さの影響で開花が遅く、当日は開花一歩手前。八重桜も永源寺などの品種は満開だったが、多くの品種はまだ咲き始めか開花前の状態。松尾さんは「今週末はリンゴも桜も花を楽しめるのでは。桜を見に来た人も一緒にリンゴの花を見に来てほしい」と呼びかける。「飯田はリンゴの街。普段は見ないリンゴ畑を年間通してさまざまな表情を見てもらうことで、地元の人にリンゴに愛着を持ってもらえれば。夏もイベントを考え継続していきたい」と意気込む。
開催時間は18時30分~20時30分。