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天龍峡の冬のリンゴ園で初イベント「リンゴと光」をテーマに

リンゴのオブジェライト

リンゴのオブジェライト

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 「リンゴと光」をテーマにした「Apple and Light Festival」が1月13日・14日の2日間、農業法人「今田平」(飯田市龍江)のリンゴ園で行われた。主催は地元有志から成る「ねやねや天龍峡実行委員会」。

地元の20歳の若者とリンゴオブジェ

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 天龍峡の特産品であるリンゴに関するコンテンツを集めたイベントで、同園で初めて開いた。「リンゴの収穫を終えた冬の果樹園に足を運んでもらいリンゴに親しんでほしい」と代表の松尾明則さん。点灯式では今年で20歳になる地元の若者5人が点灯の合図を送り、一斉にリンゴ園に明かりがともった。園内は鳥のためにリンゴの一部を残しておくというエピソードをモチーフにした大きな「りんごのオブジェライト」を中心としたライトアップ空間となり、リンゴを模した赤い光を木に飾り付け、緑のライトアップが全体を彩る。東京西荻窪を拠点に活動する高橋成彰(まさあき)さんがデザインを施し、オブジェまでの道のりをレッドカーペットで演出した。

 会場内にはリンゴに特化した16のブースが出店。リンゴあめ、リンゴ入りたこ焼き、大判焼き、ポタージュ、アップルパイなどリンゴを使った飲食ブースなどでにぎわった。リンゴキャンドル作りではリンゴの形のキャンドルに顔を書くなどしてオリジナルのキャンドルを制作。リンゴすくいでは、マジックハンドで規格外でも食べられる小ぶりなリンゴをすくう子どもたちの笑顔も見られた。

 龍江小学校の6年生児童は今年初めての試みとして、学校のリンゴ園で栽培したリンゴを使ったジュースを販売。2種類のラベルは児童たちがデザインした。2月23日の公開授業参観日でも販売する予定。

 再開が見込まれるインバウンドの地方誘客や観光消費拡大促進を目的にした同企画。松尾さんは「名産のリンゴと光をテーマに天龍峡の観光を盛り上げ、世界へ発信していきたい」と意気込む。天龍峡の宿泊キャパ拡大を目指して今回から導入したイベント民泊には3軒が登録し、3軒とも宿泊客を迎え入れた。

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