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飯田市立動物園の園長交代 「みんなが幸せになれる」園目指す

伊藤崇さん(左)と星野直さん(右)

伊藤崇さん(左)と星野直さん(右)

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 飯田市立動物園(飯田市扇町)の園長が4月1日、交代する。

二ホンジカの「モモコ」と伊藤さん

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 1953(昭和28)年5月5日開園し昨年70周年を迎えた同園。鳥類と哺乳類を中心に約60種を飼育、子ども向けの遊具などもそろえる。同園長を4年間勤めた星野直さんから、現在は飼育員の伊藤崇さんへ園長のバトンを渡す。

 星野さんは「市街地にあり住民の方との距離が近いのが当園の特徴。隣の『四季の広場』で『いいだ丘のうえ朝市』を立ち上げることができたのも思い出の一つ。人気のアルパカやカピバラを導入できたのも良かった。同園のスタッフが20代中心と若く、レスポンスよくフットワークが軽いので、さまざまな企画を立て動物園を盛り上げてくれているのが素晴らしい」と4年間を振り返る。

 4月から園長を務める伊藤さんは2004(平成16)年から20年間、同園に勤め、ニホンザル、ドグエラヒヒ、ミュラーテナガザル、コモンリスザルなどサル類を中心に、満遍なく動物の飼育を担当してきたという。2011(平成23)年から3年にわたって行われた改修工事が特に印象に残っているという伊藤さんは「植物に囲まれ、動物たちの生息地に近い飼育環境を整えることができた」と話す。

 伊藤さんは「飯田の方に『ここに動物園があって良かった』と、思ってもらえるような園にしていきたい。安心安全な園内で動物が快適に暮らしていけるように、動物が好きで働いている飼育員ばかり。来園者、動物、職員とみんなが幸せになれる園を目指していく」と、抱負を語る。

 開園時間は9時30分~16時30分。月曜休園。入園無料。

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