喬木村に江戸時代からある茶室「曙月庵(しょげつあん)」(喬木村阿島)で10月18日、同村の地場産品「阿島傘」を並べた撮影会が開催される。
1848年に造営された曙月庵は、知久氏の知久陣屋御殿茶室で、茶室としては珍しい2階建ての建物。明治以降の改造が少ないことから、貴重な建造物だという。同村では、阿島傘を並べ地区の住民が作る竹灯籠と合わせ、建物を開放する期間を度々設けている。
今回は19日~22日の13時~20時に開放し、夜はライトアップのほか竹灯籠に火をともす。前日の18日は、曙月庵を1時間無料貸し切りとし、自由に撮影できる撮影会を開く。撮影用に色とりどりの阿島傘を用意する。
現在、参加者を募集している。同村産業振興課の一瀬直紀さんは「純和風の茶室と阿島傘は村の財産。人生の節目に、撮影の場所として利用いただければ。風情ある場所を、多くの方に知っていただく機会になれば」と参加を呼びかける。
希望者は事前に同村産業振興課まで申し込む。