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4年ぶり峡谷に響く龍峡小唄 「名勝天龍峡をどり」開催

「天龍峡をどり」の舞台の前で踊る子どもたち

「天龍峡をどり」の舞台の前で踊る子どもたち

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 「名勝天龍峡をどり」「りんご祭り」が9月2日、天龍峡の姑射橋周辺(飯田市川路~龍江)で4年ぶりに開催された。

姑射橋から見る花火

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 「天龍峡をどり」は、1985(昭和60)年まで天龍峡で行われていた盆踊りを2010(平成22)年に天龍峡盆踊りとして復活したもの。白鳥省吾さん作詞、中山晋平さん作曲の「龍峡小唄」の生演奏に合わせて踊る伝統的な踊り。

 17時からは太田下広場で子ども縁日が行われ、水ヨーヨー、輪投げ、射的は多くの子どもたちでにぎわった。踊りの本番前には「踊り体験プラン」として同場所で踊りの師範免許を持つ地元出身大学生が龍峡小唄と躍りの指導を行った。姑射橋広場では「りんご祭り」を開催して、リンゴ入りたこ焼き、リンゴの酸味を生かした焼きそば、リンゴあめ、リンゴすくいなどリンゴに限定した屋台が並んだほか、長野原竹よいの会の会員が製作した竹宵の柔らかい明かりが広場を彩った。当日は、「りんご足湯」の営業も20時30分まで延長した。

 オープニングセレモニーでは、就任後初めての開催で、出席した佐藤健飯田市長が「龍峡小唄の歴史は90年以上で飯田りんごんの歴史の倍以上、これを飯田の宝としてつないでいきたい。みんなで盛り上げていきましょう」とあいさつ。龍峡小唄の生演奏は玉琴の会、小京都飯田伝統文化育成会、芸能郷ものづくりの会が、歌い手は森本勇雄さんと伊藤瑞穂さん、天龍ライン下りのガイド三浦さんが担当。19時に踊りが始まると、天竜川に架かる姑射橋(こやきょう)の上に集まった浴衣姿の男女ら約700人が輪になって踊り始め、峡谷に風流な龍峡小唄がこだました。

 踊りの最後には天竜川から花火が打ち上げられ、踊りの輪に花を添えた。

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