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飯田の秋祭り 大宮諏訪神社4年ぶり開催も豪雨に見舞われる

4年ぶりにきおう勇壮なみこし(諏訪町)雨の中の「きおい」

4年ぶりにきおう勇壮なみこし(諏訪町)雨の中の「きおい」

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 飯田市の中心市街地(丘の上)の秋祭りの到来を告げる外縣大宮諏訪神社秋季祭典の宵まつりが8月26日、大宮諏訪神社(飯田市宮の前)や大宮桜並木通り一帯で行われた。

傘の花咲く花火観覧

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 飯田市内では先週の矢高神社を皮切りに秋祭りが毎週のように行われるが、中心市街地の秋祭りは大宮諏訪神社が最初。同神社の秋祭りはコロナ禍で開催は4年ぶり。日中は子どもみこしが氏子各町内を練り歩き、大宮通り桜並木には屋台も並び、お祭りの雰囲気が戻ってきた。

 夕方の大人みこしは各町内で町内ならしを始めて間もなく、18時ごろから19時ごろにかけて飯田市内で1時間に55ミリの豪雨が降ったため、16基のみこしのうち11基が途中で「きおい」を中止した。残り5基(諏訪町、鈴加東新、錦町、伝馬町2、桜町2)のみこしは、豪雨が落ち着いた後、同神社へ参拝した。19時30分ごろからは飯田東中学校のグラウンドで約1700発の花火が打ち上げられた。例年は最後に仕掛け花火(連合大三国)に点火し、全てのみこしが集結し三国の下で「きおい」を行うが、豪雨のため今年は中止になった。

 同神社まで無事にたどり着いた諏訪町の大人みこしは町内ならしの中、長久寺(飯田市諏訪町)で休憩しているときに豪雨に遭い、「15分くらい止むのを待ったが、やみそうにないので、やむを得ず雨の中、みこしを出した」という。

 同町の「きおい」責任者の河野広さんは「4年ぶりの通常開催で思わぬ事態に遭遇し、グラウンドに入れなかったのは残念だが、これもいい経験」と振り返った。

 飯田の秋祭りは9月16日まで毎週、行われる(9月2日=愛宕神社、9日=今宮郊戸八幡宮、16日=長姫神社)。

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