東京都で3店舗を展開する「自転車屋パーシモン」が7月14日、パーシモン飯田店(飯田市中央通り、TEL 0265-48-6797)をオープンした。
代表の菅谷泰史さんは、大手自転車店で8年勤務後に独立。東京で3店舗(足立区、練馬区、豊島区)を開業し9年、飯田出店の念願が叶った。母が元ローラースケート日本一、父が元競輪選手という家系で、幼い頃から自転車のある環境で育ち、プロの競輪選手を目指すため飯田市に住み練習した時期もあったという。妻の実家が飯田ということもあり、開業した当時から飯田市に出店することを目標としていた。店名の「パーシモン」は柿の英名で、独立するときにサポートしてくれた義父が、市田柿を作っていたことに由来するという。
菅谷さんは「さまざまな取引先との付き合いの中で、特約店、重点店、プレミアムディーラーなどひいきにしていただいている。今回の出店は「サイクルベースあさひ」とタッグを組むが、店舗の規模からすると異例の出店になる」とも。
飯田は自転車の国際レース「ツアー・オブ・ジャパン」が開催される街で、子どもたちが自転車に触れる機会に恵まれた土地。「だからといって、いきなりロードバイクからでは敷居が高い」と菅谷さん。「子どもの成長に合わせた自転車選びや、それぞれの日常生活に自転車を取り入れてもらえるような提案をしたい」と話す。
週末には多くの客が訪れ、自転車を購入する姿も見られる。飯田市松尾から訪れた親子は「子どもの自転車が小さくなってしまったので、買い替えようと思ったタイミングで開店を知り、訪れてみた」と話し、「品ぞろえも多くていい自転車が見つかって良かった」と話していた。
営業時間中は空気入れが自由に使え、新車の購入で不要になった自転車1台無料で処分するほか、他店で購入した自転車の修理も受け付ける。
営業時間は11時~18時。不定休(水曜・木曜定休が基本)。