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長野・静岡県境の青崩峠トンネルが貫通 食楽工房元家が記念カレー提供

提供をはじめたトンネルカレー

提供をはじめたトンネルカレー

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 飯田・南信濃の道の駅「遠山郷」に隣接する「食楽工房元家(げんや)」(TEL 0260-34-1071)でが7月7日、南信濃と浜松市を結ぶ三遠南信道の「青崩峠トンネル(仮称)」が5月26日に貫通したことを記念したカレーの提供を始めた。

トンネルはちくわで表現

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 店主の片町元彦さんは、春ごろに「貫通しそうだ」という話を聞き、新メニューの開発に着手。ダムをイメージした「ダムカレー」にヒントを得て「トンネルカレー」を考案した。

 ルーは鹿肉を細かく刻んで一緒に煮込んだ「キーマカレー」を使用。地元産のリンゴやブルーベリーなどもブレンドし、辛さを抑えた。ルーの器は、遠山郷を代表する祭り「霜月まつり」の湯釜を使う。そば粉のクッキーは祭りで使用う面(おもて)をイメージした。大きなエビフライには、三遠南信道が全線開通し、早く遠州まで行けるようにとの期待を込める。

 「一番苦労した点は、トンネルの部分」と片町さん。トンネル(ご飯)が崩れるイメージを払拭するため試行錯誤を繰り返し、最終的に三河名物の「ちくわ」を使うことで落ち着いたという。三遠南信地域は、南信州だけでなく、遠州や三河地域も含まれるため、3地域の思いを全て詰め込み「青崩トンネル貫通記念カレー」が完成した。

 使用食材の総重量は、トンネルの長さ4998メートルにちなみ「499.8グラム」にこだわった。価格も国道152号を併用していることから1,520円とした。

 片町さんは「青崩峠を通過する国道152号は、別名、酷道(こくどう)とも呼ばれているが、コクのあるカレーを食べて遠山郷を感じてほしい。今後は1日10食を目安に提供するので、事前に予約してほしい」と呼びかける。

 営業時間は11時~14時。火曜定休。

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