韓国雑貨も扱う韓国風カフェ「madan taban(マダンタバン)」(高森町牛牧)がオープンして6月12日で2カ月が経った。6月には軽食メニューとして冷麺の提供も始めた。
店主の木下弥生さんは、飯田市内で母親が営む店を25年間手伝う中で試行錯誤し、「コミュニティーの場が大切で、何かを話し合える場所が必要」という考えに至り、さまざまな職を経て自らの店を開いたという。
以前より韓国が好きで、「記号のような不思議な」(木下さん)ハングル文字に魅せられ、次第に韓国を訪れるなどしてハマったという。店名は韓国語のマダン(広場)と、タバン(喫茶店)をつなげた造語。「みんなが集まる広場の喫茶店」という意味を込めた。ロゴは四つ葉のクローバーが元だが、韓国の伝統組みひも「メドゥプ」の形にも重なるという。店内では韓国から仕入れた雑貨も取り扱う。
ミルクの上にクリーム状のコーヒーを重ねた韓国の冷たいドリンク「ダルゴナコーヒー」のほか、コーヒー、ティー、韓茶、クリームソーダなどのカフェメニュー、アイスクリーム、デザート、手焼きの焼き菓子やケーキをそろえる。
軽食はトーストのほか、ピビンバプレート(1,000円)やサムギョプサルプレート(1,200円)を用意。6月から始めた冷麺(1,000円)はチュモッパという韓国風のおにぎりが付く。韓国冷麺のような弾力はなく、日本人に合わせてアレンジしたという。
アルコールは、韓国のチャミエル、イプセジュ、マッコリのほか、ビールやカクテルなどのメニューもそろえる。
木下さんは「皆さんの、日常を離れた憩いの場所になれればいい。気楽に立ち寄っていただければ」と呼びかける。
営業時間は10時~20時。月曜・第2日曜定休。