歌手・三ッ沢けんじさんのデビュー記念発表会が6月18日、飯田人形劇場(飯田市高羽町)で開催された。
「飯田ひとり旅」(南信州観光公社推薦)と「星の川」(阿智村推薦)の2曲をリリースし、3月7日にデビューした三ッ沢さんの「デビュー記念発表会」で、会場の200席は観客で埋め尽くされた。三ッ沢さんは持ち歌の他に、五木ひろしさんや尾崎紀世彦さんのナンバーも披露し、会場は大いに盛り上がった。特別ゲストとして、東京ロマンチカの宮内ひろしさんや、演歌歌手で飯田市出身の小沢あきこさんなど6人が出演し、3時間に及ぶ歌謡ショーは歌声と拍手で盛り上がりを見せた。
横浜での活動が多いという飯田市出身で歌手の上沼(うえぬま)はづきさんは「ツバメのように身づくろいをして、この春に飛び立った三ッ沢さんが空へ高く広く飛び続けられるように、皆さんも応援をしてください」と、エールを送りながら持ち歌を披露し会場を盛り上げた。デビュー30周年を迎えた小沢あきこさんは「三ッ沢さんの姿と歌が希望と勇気を与えてくれる」と話し、歌謡ショーの2部特別ステージで新曲を含む5曲を披露し、歌謡ショーに花を添えた。
三ッ沢けんじ後援会の前澤清隆さんは三ッ沢さんと10年来の友人で、「良い声で歌うことを知っていたので、『歌手デビューを決めた』と本人から聞いたとき、やっとその気になったと感じた」と、三ッ沢さんのデビューからを振り返る。「緊張がだんだん解けているように見える。デビューの2曲に限らず、さまざまな歌に挑戦し地域のことを広めてほしい」と願いを込める。
「飯田ひとり旅」を作曲した高須はじめさんと、作詞した南陽町子さんも、楽曲への思いと三ッ沢さんの歌へ寄せる気持ちを紹介した。三ッ沢さんは「大勢の皆さんの協力があって、第二の人生をスタートでき、夢のよう。力を頂いた皆さんへ恩返しができるように、突っ走っていく」と意気込みを見せた。