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飯田川路で復活の信州飯田クロスレース60人の参加者が楽しむ

信州飯田クロスレース エスポワールクラスのスタート

信州飯田クロスレース エスポワールクラスのスタート

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 ツアーオブジャパン(以下TOJ)信州飯田ステージのプレイベントとなる「信州飯田クロスレース」が3月21日、飯田市川路多目的グラウンドで開催された。川路での開催は12年ぶり。

総合優勝の石田唯選手、砂利道のヘアピンカーブを走る

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 飯田市は2005(平成17)年5月にTOJを開催して以来、自転車を地域振興の一助と位置付け、さまざまな試みを行ってきた。今年は多くの人たちが自転車レースに親しんでもらう大会として、天竜川の治水対策で形成されたオフロードコースを使った大会を企画したところ、ビギナーからエキスパートまで約60人の選手が集まり、自転車レースを楽しんだ。

 当日の気温は15度前後と比較的温かい陽気の下、小学生から大人までが、彼岸桜の咲く川沿いのオフロードコースを息を切らせながら駆け抜けた。コース外ではマシュマロバーベキューや自転車体験も行われ、多くの親子連れでにぎわった。

 ビギナークラスで優勝した田口陽平さん(41)は「シクロクロスは初めての参加だったが、楽しく走ることができた。走り慣れない砂利道を走って疲れた」と話した。

 エスポワールクラス(中高校生)優勝の静岡県富士市から参加した安藤誠一郎さん(13)は「砂利道やコーナーは苦手で、レースで転んでばかりいたので慎重に走った。直線でかなり稼げたのが良かった。来年U15の全日本大会に出る予定なので表彰台を目指したい」と先を見据える。

 エキスパートクラスの総合優勝は女子で早稲田大学の石田唯さん(20)。レースは上位クラスの2人にハンデが与えられ先行して逃げ切る形になった。石田さんは「砂利道に気を使った。インターバルもきつかったし、最後の周回で鈴木選手(上位クラス)が見えたので頑張って踏んだ。山がきれいで楽しく走ることができた」と笑顔で振り返る。

 事務局を務めるキャンパーズヴィレッジ自然学校「ボンシャンス」代表の鈴木道郎さんは「このレースを制してプロ選手になった先輩もいる。いろいろなスポーツを経験しながら自転車にも乗って、またレースに参加してほしい」など子どもたちに語りかけ、レースアナウンスで会場を盛り上げた。

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