信州に春を告げる天龍村の鶯巣(うぐす)梅園(天龍村鶯巣)で現在、梅の花が見頃を迎えている。
今年は例年より2~3週間ほど早い1月17日に開花。役場の職員が1月4日から2日に1回、同園で開花状況を観察してきた。基準木に5輪以上、花が咲いていれば開花宣言を出すことができる。
同園には10本の梅の木があり、地区住民の有志が整備している。咲き具合を観察している役場職員の斉藤佑馬さんによると、梅の花は6分咲きくらいで、今月中旬から来月上旬にかけて満開になる見込みだという。日々観察する中で、「白い可憐な花も見てほしいが、近づくと香りも楽しめ、ウグイスの鳴き声も聞こえてくるのが魅力。桜の前に一足早く春の訪れを感じてほしい」と呼びかける。開園時間はなく、自由に鑑賞することができる。
鶯巣梅園へのアクセスは、車の場合は、中央自動車道・飯田山本インターから国道151号経由で約1時間。電車の場合は、JR飯田線・鶯巣駅下車徒歩5分。