飯田市出身の歌手、小沢あきこさんの「飯田市産業親善大使」に任命され、2月3日、委嘱状交付式が開かれた。
産業と観光資源の魅力を広く紹介する飯田市産業振興大使は現在、ヘアメーキャップアーティストの小椋ケンイチさん、ものまね芸人のニッチローさん、小沢あきこさんの3人。いずれも芸能やスポーツなどの分野で活躍する同市出身者に委嘱する。小沢さんは今回4期目となる。
1993(平成5)年にデビューした小沢さんは、今年でデビュー30年を迎える。25周年では故郷を歌った25周年記念シングル「飯田線」をリリースするなど、その他の楽曲の発売に合わせ各地の歌謡ショーなどへ出演を続ける。飯田線での旅や飯田の名産などをユーチューブで配信する「あっこチャンネル」を開設し、「鉄道系演歌女子」を名乗り、飯田の魅力をざまざまな活動を通して伝える。
佐藤健市長は「小沢さんは『菓子大使』の愛称で伝統ある飯田の菓子と、市の産業も今までも全国へ発信をしてくれている。4期目も大いに期待している」と笑顔で話す。
飯田紬の着物姿で、飯田の産業「水引」のアクセサリーを着けて登場した小沢さんは「『日本一の焼き肉の町、飯田』『リンゴ並木の町、飯田』『赤飯饅頭(まんじゅう)』など飯田のことを紹介すると、外の方は驚いて飯田に興味を持ってくださる。故郷に恩返しができるよう、歌などを通し、多くの方へ飯田の魅力を、これからも紹介していきたい」と意気込みを見せた。