「第33回とよおかまつり」が11月12日・13日、豊丘村役場周辺で開かれた。
両日、役場の駐車場と向かいの「たむらんど」「交流学習センターゆめあるて」などで開催された。同村の商店や飯田下伊那の飲食店のブース、地元の作家のフリーマーケットなど数十店が出店。複数ある会場入り口の全てに検温所を設け、出店者と来場者は検温し、マスクへ平熱を示すシールを貼り入場した。
特設ステージでは、豊丘太鼓の会や豊丘中学の吹奏楽部など同村で活動するクラブや、地域で練習を続けるサークルなどが、そろいの衣装で日頃の練習の成果を披露した。向いの飲食専用スペースには、間隔を空けてテーブル席も用意。会場内で販売する軽食を食べながら、ステージを見る来場者の姿が多く見られた。
同村役場職員とボランティアで調理する、とよおかまつり恒例の「里山汁」は、大根、白菜、ニンジン、シメジ、ネギ、サツマイモと同村産の野菜をたっぷり入れ、豚肉と合わせしょうゆベースの汁に仕上げた。大根90キロ、白菜230キロなどを使い、両日で3200食を調理。時間を分けて来場者に振る舞った。
同村役場の鍋担当者は「3年前の味を思い出しながら、係で味を確かめ合って仕上げた。しょうゆの味がやや濃く、野菜をたっぷり入れるのが特徴。来場された皆さんに喜んで召し上がっていただきうれしい」と笑顔で話す。
1日目は晴天に恵まれ、2日目も昼頃まで晴れの天気が続き、両日で1万2000人が来場した。