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飯田の健康増進施設「ほっ湯アップル」が25周年 式典で地元中学生演奏も

緑ヶ丘中学校の吹奏楽部がイベント当日演奏を披露する

緑ヶ丘中学校の吹奏楽部がイベント当日演奏を披露する

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 8月5日で25周年を迎える飯田市健康増進施設「ほっ湯(と)アップル」(飯田市松尾)で同11日、記念式典が開催される。

第64回長野県吹奏楽コンクールの南信大会で金賞受賞し県大会出場を決めた

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 1999(平成11)年にオープンした同施設は、アルカリ性単純温泉「松尾水神温泉」を源泉とする浴室と露天風呂、運動や歩行用とする温泉プールがある。当日は10時~10時30分、同施設の休憩室で記念式典を行う。10時30分~11時は、同地域にある緑ヶ丘中学校(毛賀)の吹奏楽部員58人がロビーで演奏を披露し、式典に花を添える。

 同部の部長でトロンボーンパートの小林千菜さんは「楽器ごとの音色の違いや、曲中に変わっていく雰囲気の違いに注目して聴いてほしい」、 副部長でサックスパートのソロも務める牧ノ内朝羽さんは「ホールに音が響くことを大切に演奏する」、副部長でホルンパートの北浦陽音さんは「みんなで一つの目標に向かって、一つの音楽を奏でるのはとても楽しい」と、それぞれ紹介する。

 当日は、吹奏楽コンクール課題曲「メルヘン」と自由曲「昂揚の漣(こうようのさざなみ)」を演奏する予定で、同部顧問の池田静教諭は「9人と少ない人数の3年生だが、誠実に自分たちの音楽をまとめるチーム力と熱意がある。3年生に一生懸命に付いていき、支えているのは1、2年生。皆の明るさが演奏に表現されているし、聴いてくださる方に届けたいという熱い思いをみんなが持っている」と生徒たちを紹介する。

 多目的ホールで11時から正午にかけ、同校生徒が主体となって「健康イベント」を行う。同校の「総合的な学習」の、地域の魅力や課題に地域住民と取り組む「ふるさと学習」の一環。昨年度の1年4組は同施設について、聞き取り学習などに取り組んだ。「魅力を地域に広めたい」と「健康フェス」を開催し好評だったため、今回の開催へとつながった。当日は、健康運動士による健康教室と囲碁ボール体験を開く。

当日、来館すると同施設の入浴券などが当たる「三角富くじ」へ応募できるほか、キッチンカーが飲食を販売。同市こども未来健康部の土屋充彦係長は「地域の中学生が関わるイベントに、多くの方に参加してほしい」と来館を呼びかける。

 営業時間は11時~21時。第2・4月曜定休。料金は、大人=600円、中高生=500円、小学生以下=300円、3歳未満無料。式典当日の10時~12時は無料。

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