飯田OIDE長姫高校(飯田市鼎名古熊)で6月24日、マイコンカーグランプリが開かれた。今年で8回目。
同大会には、電子機械工学科3年生38人が出場。競技用コース1周約17メートルで、設計は教師が担当。黒色のマットに白テープを貼り、大小さまざまなカーブや直角、鋭角コーナーを配置。生徒たちは授業の一環で製作したマイコンカーで速さを競った。
マイコンカーは、車体に取り付けられた4つのセンサーで白線を読み取り、その情報に基づいてマイコンがモータを制御し、白線上を追跡しながら走行するのが特徴。センサーやマイコンボードの基板は生徒自身ではんだ付けや設計を行い、車体の骨組みなどは「3D-CAD」を使い設計したという。白線を正確に読み取り、早く走れるように各自でプログラムの改良を重ねてきた。
始めに予選を行い、予選タイム上位8人が決勝トーナメントに進出。決勝は予選で走ったコースを逆走するルールで実施。タイム計測や審判、進行などの大会運営も生徒が担い、進行役の生徒は、出場選手に意気込みを聞いたり、レース実況したりしながら大会を盛り上げた。
当日は、同学科1、2年生や別学科の生徒、希望調査で申し込みのあった保護者など約150人が見学。最速タイムが出ると客席から歓声が上がったり、競技が終わるたびに拍手が送られたりしたほか、子どもの様子をスマホやビデオカメラで撮影する保護者の姿も見られた。
大会は歴代最速タイム19.29秒を記録した松島秀太さんが優勝。併せてベストタイム賞も受賞。準優勝は清水蓮さん、3位に鈴木敬介さんが入り、同学科の小池伸一教諭と金子優教諭が選ぶ特別賞には、3位の鈴木さんと吉川一颯(いっさ)さんが、それぞれ選ばれ、観客の投票で決まるベストデザイン賞は小澤結さんが受賞した。
松島さんは「歴代最速タイムを出すことができうれしい。思い描いた理論がかたちになり最高の大会になった」、金子教諭は「遅くまで学校に残り調整したり、アドバイスをしながら協力し合ったりする生徒の姿を見て成長を感じた」と、それぞれ振り返った。
同学科では、「機械技術」「電気電子技術」「制御(情報)技術」をバランスよく学ぶ系統的な学習の一環として1人1台ずつ「ライントレースロボット(通称=マイコンカー)」を製作。車体設計から制御し走行するまでを学び、2年間取り組んできた成果を発表する場として「マイコンカーグランプリ」を2019年より開いている。