FMラジオ親子工作教室が5月23日、飯田商工会館(飯田市常盤町)で開催された。主催は飯田エフエム放送。
総務省の「情報通信月間」事業として、電波利用の啓発を目的に開く同教室。10月に同局が開局25周年を迎えることから、コミュニティーFMの原点でもある防災について、「災害時のラジオの役割」をテーマにした話を冒頭で行った。堀竜也局長は「みんなが作ったラジオで得た情報で、家族や友達を助けることもできる」と呼びかけた。
午前中は小学校低学年の親子18組20人が「かんたんコース」に挑戦。コンデンサーや抵抗器を基板に取り付け、スピーカーなどをつなぎ合わせ、約40分で完成させた。工作終了後には、飯田エフエムの生放送番組「どようはど~よ。」に3人の児童が出演。ガラス張りのスタジオ内で話す友達の声が自分で作ったラジオから流れると、「聞こえた」「話している」などの声が上がった。普段からラジオを聴くという宮下凉太朗さんは「レゴなど、もの物を作るのが好き。とても楽しかった。工作は簡単だった」と振り返った。
午後は高学年の親子20組26人が「中級コース」に挑戦。はんだごてを使う工作のため、興亜エレクトロニクス(阿南町西條)の技術指導員10人がサポートした。初めてのはんだ付けによる多くの工程に苦労しながらも、親子で協力し、参加者全員が2時間弱で完成させた。約1時間で完成した甲斐幹仁さんは「工作が好きで、はんだ付けは初めてだったが難しかった。音が聞こえた時はうれしかった。家で暇な時にラジオを聴きたい」と話した。
堀局長は「大雨や地震などで停電になった時、ラジオは大いに役立つ。さまざまな情報があふれる中で、精度が高い地元情報を提供できるのがコミュニティーFMの特徴」とラジオの有用性を訴えた。