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飯伊森林組合北部支所でマツタケの販売本格化 「ピークはこれから」

地元産マツタケの選別作業を行う金原所長(2025年10月11日撮影)

地元産マツタケの選別作業を行う金原所長(2025年10月11日撮影)

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 飯伊森林組合北部支所(豊丘村神稲)に隣接する直売所で10月7日、マツタケの販売が本格的に始まった。

豊丘産のマツタケ400グラムをセットにする

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 同支所では、飯伊地域の農家などが収穫したマツタケを委託販売しており、今年は9月24日に初入荷した。1本約20グラムのマツタケが、2人から計90グラムほど持ち込まれた。同所長の金原史人さんは「昨年より3週間ほど遅く、今は1本90グラムほどの大きさ。ピークはこれから」と期待を込める。

 3連休初日の11日には、1本40~50グラムのマツタケが持ち込まれ販売が本格化。開店前には70~80人が列をつくり、混雑緩和のため入場制限を行ったことから、10時ごろまで行列が続いたという。所長補佐の柄澤弘子さんは「9時の開店前から並んでくれている。間に合わせられるように準備している」と話す。

 同直売所では平成24(2012)年ごろから、マツタケをパック詰めにして並べ、壁越しに来店客が選んで購入する仕組みを導入し、待ち時間の短縮を図っている。マツタケのほか、コウタケ、ショウゲンジ、クロカワ、天然マイタケ、原木マイタケなども販売する。

 昨年は同支所だけで10トンのマツタケが持ち込まれるなど、大豊作の年となった。名古屋や岐阜など中京圏からの来店が定番となっているほか、東京、京都、兵庫、大阪、石川など遠方からも訪れる人が多い。

 金原所長は「厚みがあり香りが高いのが豊丘のマツタケの特徴。やっと地温が19度に下がり、マツタケが生育する良い状態になった。山は木に囲まれていて、少しの雨では地面まで届かない。この後、まとまった雨が降ると最盛期になるだろう」と話す。

 営業時間は9時~15時。シーズン中は無休。

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