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飯田のヨコタホールディングス、70周年記念で福祉施設に車両寄贈

車両贈呈式 贈呈された車両の前で記念撮影

車両贈呈式 贈呈された車両の前で記念撮影

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 長野県内で自動車販売業を営むYOKOTAホールディングス(飯田市上郷飯沼)が9月9日、創立70周年を記念して、福祉車両の贈呈式を行った。

贈呈した車両の前で撮影 左から横田俊樹社長、横田悠樹社長、原重一会長、前澤秀夫院長、矢澤淳司施設長

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 グループ企業でヨコタインターナショナルの前進であるヨコタ自動車は1954(昭和29)年に現名誉会長の横田盛廣さんが創業し、今年で70年を迎える。2019年にはホールディングス化してYOKOTAホールディングスを持ち株会社として、ホンダカーズ信州とヨコタインターナショナルを傘下に置いた。

 当日は、グループ企業のホンダカーズ信州が飯田市社会福祉協議会にホンダN-BOXの車いすスロープ付きの福祉車両を、風越寮にステップワゴンAIRハイブリッドを寄贈、ヨコタインターナショナルが風越乳児院にステップワゴンAIRハイブリッドを、それぞれ寄贈した。社会福祉協議会ほか各施設からは感謝状が同社に贈られた。

 ホンダカーズ信州の横田悠樹社長は「寄贈した車両が地域の福祉活動に役立つことを願う。地域と共に歩む考えを持って、次は100年企業を見据え、会社の成長と地域に貢献できる企業を目指していきたい」とあいさつした。

 ヨコタインターナショナルの横田俊樹社長は「日頃から地域の子どもたちを支えていただいている風越乳児院へ感謝の気持ちを込めた。子どもたちの日々の活動に役に立つことを願う。これからも地域社会の絆を大切にしたい」と思いを話す。

 寄贈を受け、社会福祉協議会の原重一会長は「厳しい運営を余儀なくされている中、車の維持は悩ましい問題だった。今回の寄贈車は大切に使いたい」と話し、福祉車両のN-BOXは上郷デイサービスセンターで高齢者や障害者の送迎などに使う予定だという。小学校1年生~19歳の子ども23人を抱える風越寮の矢澤淳司施設長は「子どもの送迎、通院、休みの日の外出、旅行などに使う」とし、9人の3歳未満児を抱える風越乳児院の前澤秀夫院長は「車が2台しかなく、動物園や公園に出かけたり、商業施設に出かけたりする機会が多いのでありがたい」と、それぞれ感謝の気持ちを表した。

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