![作品と山本武夫さん](https://images.keizai.biz/iida_keizai/headline/1655953675_photo.jpg)
飯田市出身で、現在も八幡町にアトリエを構える画家、山本武夫さんの個展「山本武夫ピエロ展~ウクライナに思いを寄せて~」が現在、丘の上結いスクエア(飯田市東和町2)2階のムトスぷらざで開催されている。
展示する作品は全てピエロを題材としており、3月に起きたロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに描き始め、150を超える作品が完成。その中から28点を山本さん自身が選んだ。
これまでもピエロを題材に、道化の哀愁や悲哀などを込めて描いてきた山本さん。ウクライナはサーカスが盛んであることからも題材として選び、戦争に対する悲しさも作品に込めたという。山本さんは「作品を通じて平和への思いや、ウクライナの惨状も想像してほしい」と話す。
山本さんの息子で、画家の拓也さんは「(父は)立ったまま18時間描くこともある。絵に妥協せずに向かう姿はすごいの一言。そんな画家、山本武夫の作品に触れ、思いを感じ取ってほしい」と観覧を呼びかける。
開催時間は9時~17時。入場無料。6月30日まで。