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侍ジャパンの栗山英樹監督、飯田で少年野球教室

野球教室後に笑顔で記念写真を撮る栗山監督

野球教室後に笑顔で記念写真を撮る栗山監督

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 野球日本代表の栗山英樹監督が6月18日19日の2日間、小学生を対象として飯田市内で行われた野球教室に参加した。

子どもたちの質問に答える栗山監督

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 「今日、大谷翔平よりうまい人がいたら侍ジャパンに呼ぶよ」と呼びかけると参加した野球少年たちから歓声が上がり野球教室がスタート。キャッチボールやノック、打撃練習を身振り手振りを交えながら指導し、「いいね」「ナイスボール」と声を掛け、「暴投でもいいから全力で投げよう」「自分で考えたことは教わったことより身につく」など真剣に子どもたちと向き合い指導した。

 質問コーナーでは「大谷翔平選手はどんな人ですか」という質問に、優勝した2016(平成28)年のクリスマスの夜にさえ、誰もいない夜間練習場で黙々と1人で練習していたエピソードを交えつつ「誰よりも野球がうまくなりたくて仕方ない人」と答えた。

 日本代表監督に就任した際、「侍ジャパンを勝たせること」「野球の普及に努めること」を誓ったという栗山監督が、就任後に野球教室に参加するのは飯田が初めて。昨年までスポーツ紙で北海道日本ハムファイターズの担当記者だった飯田市出身の秦雄太郎さんが今年1月、飯田市職員になった縁もあり、秦さんからの依頼に「秦さんはファイターズの選手に愛情を持って取材してくれていた」「何かできることがあったら何でも言ってきて、と伝えてあったが、すぐに依頼が来た」と快諾した。

 野球教室後に感想を聞かれた栗山監督は「子どもたちはとても素直で、昔のように拘束された指導を受けていないと感じた。やりたいことを伸ばす指導がされていると感じた。すごく良い方向だと思う」と振り返り、「子どもたちから力をもらった。しっかりと日本の野球を世界に示せるように全力で向かっていきたい」と笑顔で汗をぬぐっていた。

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