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アンフォルメル美術館で飯田出身・林湜和さん個展「ワガハイの猫とどうぶつたち」

作品「巡る」

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 飯田出身の彫刻家・林湜和(きよかず)さんの個展「ワガハイの猫とどうぶつたち」で現在、中川村のアンフォルメル美術館(中川村大草、TEL 0265-88-2680)で開催されている。

猫がグルグル

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 猫を中心にヤギなどの動物をモチーフに、木や金属を材料とした彫刻作品や張り子で仕上げた作品など44点を会場内と屋外に展示する。同館は画家・鈴木崧さんの自宅兼アトリエとなる予定だった建物で、建築家・毛綱毅曠さんによって斬新なデザインに設計された。林さんは「展示場所が会場内と屋外と分かれている。展示する場所でより効果的な演出を考えた」と話す。

 長野県内の小中学校で1990(平成元)年まで教職を務めた林さん。「彫刻作品をせっかく制作するなら、子どもたちにかわいがってもらえるように」と、自宅で飼っていた猫をモチーフに木彫作品を制作したことが動物作品を始めるきっかけとなった。

 東京在住で個展に立ち寄った女性は「作品から林さんのユーモアと世界観が伝わってくる。学校の先生もしていたそうで興味深い。林先生の授業を受けてみたかった」と感想をもらす。別の女性は「林さんが子どものようなピュアな想像力で素直に表現していて楽しい。作品のタイトルもワクワクする」と笑顔で話す。

 林さんは「飯田から離れた場所での個展で、上伊那郡の皆さんも来てくださっていると聞き、うれしい。猫ではありえない姿、フィクションの世界を楽しんでいただけたら」と笑顔で話す。

 開館時間は10時~17時。火曜・水曜休館。入館料は400円、高校生以下無料。6月26日まで。

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