飯田文化会館横の和食店「旬彩 ふく家(や)」(飯田市高羽町、TEL 0265-54-2030)が7月11日、リニューアルオープンした。
2010(平成22)年7月に開業した同店は、昨年4月から「充電期間」として閉店していた。リニューアルオープン後の7月18日のランチタイムは満席になった。同市内から訪れた女性などからは「刺し身や天ぷらなどの和食が年代的にうれしい」「飯田文化会館の横という立地が、集まるときに分かりやすくて助かる」「休業していて悲しかった。再オープンがうれしい」などの声が聞かれた。
同店を経営し料理長を務める星井克行さんは「以前からのお客さまに大勢来店いただきうれしい」と話し、料理の腕を振るう。同市出身の星井さんは、東京の目黒・銀座・恵比寿・六本木などのすし店や和食店で20年ほど経験を積み、Uターンして飯田市内の和食店で料理長を務めた。
「ふく家」がある場所では、星井さんの父親が昭和時代に「洋食屋ボア」を営み、「カニクリームコロッケ」「ヒレカツ」「ビフテキ」などのメニューを提供する人気店だったという。星井さんは「違う道を考えたこともあったが、料理の道へ進んだのは父の影響があったかも。父の店の頃からのなじみの方も足を運んでくださってありがたい」と話す。
東京での修業時代から数えると30年ほどの縁がある東京・豊洲から直送されるマグロを使った「寿司(すし)丼」(1,320円)や「お楽しみ御前」(1,980円)、「いろどり御前」(2,420円)など、丼物や御膳、定食など、通常メニューは30種類をそろえる。星井さんは「天ぷらや刺し身の並びはそのままにセット内容を変え、お客さまの笑顔を思い浮かべながら調理している。味わってほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~14時(水曜・金曜・土曜は17時~20時30分も営業)。火曜定休。