「飯田まつり第43回飯田りんごん」のポスター図案審査結果の発表と表彰式が7月3日、同市役所の市長公室で行われた。
今年のポスター図案は市内の小学校4校から155点の応募があり、6月7日に元南信美術会会長の丸山陸男さんを審査委員長に、高校生6人を含む同市民事務局が審査した。最優秀賞に輝き、今年のポスターになったのは追手町小学校5年の北林春さん。優秀賞には松尾小3年の小林かれんさん、丸山小3年の宇佐美奈菜さんと橋上進之介さんの3人。りんご並木の街飯田まつり協議会会長の佐藤健飯田市長から表彰状と記念品が手渡された。
市民事務局代表の島田洋治さんが審査員長の丸山さんの講評を伝え、「今年の応募作品の多くは、昨年4年ぶりに行われた祭りを体験した楽しさや喜びがポスターに表現されていた」とし、最優秀賞の北林さんの作品について、「27人ものいろいろな動作をした人物が描かれている。紙いっぱいに祭りの楽しさが表れており、『りんごん』らしさが遺憾なく発揮された作品」と講評した。
北林さんは、自分が描いた絵について、「真ん中の人物は、来年自分がりんごんを躍る姿を想像して書いた。以前、花火の絵を描いた時に先生に褒められたので花火の絵にこだわった」と話す。
佳作以上に選ばれたポスター図案17点は、知久町1丁目商店街で7月20日ごろから展示を行う予定。
今年は、飯田まつり当日の日中のイベント「ふれあいアップルタウン」では、ろうきん前の広場で、高校生が企画した「BLUE LEAVES FES」を開催するほか、飯田市出身ユーチューバー「エポックのじもと!」が各商店街を回遊するイベント「丘の上謎解き企画」を行ったりするなど、初の試みも予定する。夜の「飯田りんごん」では、68の連3400人の踊り手が参加する。