食べる

天龍峡・あざれあ内に「龍&さくら」 魚料理メインに手作りの味提供

店内で看板を持つ店主の深見俊文さん

店内で看板を持つ店主の深見俊文さん

  • 20

  •  

 魚料理をメインに提供する「ダイニング龍&さくら」が6月1日、天龍峡の農産物直売所「あざれあ」(飯田市龍江)内にオープンした。

大鍋に入った手作りのアジの南蛮漬け

[広告]

 店主の深見俊文さんが切り盛りする同店。深見さんは10代の頃から名古屋市栄の日本料理店や大阪などで修業し、20代後半で飯田に帰ってきた。帰郷してからは大型店やスーパーなどの鮮魚バイヤーなど魚関係の仕事を定年まで勤め上げ、このほど退職し独立した。

 開店直前まではメニューを考えて準備していたが、市場で仕入れた旬の食材をバイキング形式で提供するスタイルに急きょ変更し、開店したという。魚料理がメインで、「アジの南蛮漬け」「サバの煮付け」「脂カレイの煮付け」「カツオの煮付け」など大鍋に入った煮魚料理をズラリと並べる。ほかには開店記念として、天然の境港本マグロの「鉄火丼」「海鮮丼」などのメニューも提供。客はご飯とみそ汁のセット(280円)に好きなおかずを選んで会計する。テイクアウトも可能。

 深見さんは「この地域の家庭ではあまり作らない煮魚を全て手作りで提供している」と話す。「夕方になると煮魚をテイクアウトして夕食のおかずにする客も多い」とも。定年後に店を開いた理由に「ボケ防止」を挙げながらも、「この地域の活性化と、魚の扱い方に不慣れな地域なので扱い方や料理方法なども徐々に広めたい」と思いを語る。「店での料理教室やギターの弾き語りの会なども先々挑戦したい。地域密着で住民の憩いの場になれれば」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時~13時、ディナー=16時~20時。水曜・木曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース